こんにちは!!「炎のタックラー マイク75」です!!
月日が経つのは早いもので、ゴールデンウイークもあっという間に
終わってしまいました。
寒暖の差が激しい日々が続いておりますが、皆様いかがお過ごしで
しょうか?
さて、最近コカコーラの500mlボトルが、スーパーやドラッグストア
からなくなっているのにお気づきでしょうか?
自販機ではまだ売っていますが、スーパー等の小売店では、350mlと
700mlしか売らないようになったんです。
なぜそんな変更がなされたかというと…
なんでも500mlだと、「1人で飲むには多すぎる」でも「2人で飲むには
物足りない」という声があったからだとか。
350mlは「1人飲み切り用」、700mlは「2人で飲む用」というわけなんです。
…でもこれ、もう一個、ちょっとズルい「狙い」があると言われています…
表向きは「お客さんの需要に応えた」対応。でも裏では?
変更当時の、メーカーの希望小売価格を10mlあたりでみてみると…
350ml:3.4円
500ml:2.8円
700ml:2.8円
350mlの方が500mlの2割増の値段になっています。
値上げに敏感になっている世の中ですから、この変更に対してお客さんの
反応は良くない…と思いきや
意外にも、店舗での調査では「ちょうどいい量」「嬉しい」といった声が
上がったといいます。
実際に350mlと700ml製品を導入した店舗は、導入しなかった店舗に比べて
売上金額が約2割増えたんだとか…
お客さんが「どう感じるか」をしっかり考えれば、値上げをしても、抵抗感
なく受け入れてもらえるんです。
「お客さんの心理」をビジネスに活用しよう
私たちは普段、合理的に判断して買い物をしている、と思っていますが、
実は意外とそうでもありません。
今回の話だって、実質値上げになっていたとしても、いちいち計算して値段を
出す人なんてほとんどおらず、むしろ「私たちの需要に応えてくれた」と好感
すら抱いてもらえます。
お客さんの心理を第一に考え、ビジネスに活用すれば、このようなことも可能に
なります。
マーケティングでは有名な話ですが、人は「理性」ではなく「感情」で買う
といわれています。
今後ビジネスを成功させる上で、「お客さんの心理」を利用することは必要
不可欠なのかもしれません。