こんにちわ。皆さん、お元気ですか?シマシマリスです。
3年ぶりの行動制限なしの夏休みに、西表島に行ってきました。
目的は天然記念物のイリオモテヤマネコを一目見ることです!
西表島は一昨年に「世界自然遺産」に認定された「東洋のガラパゴス」と呼ばれている、貴重な生態系の島です。
着いて驚いたのは、道路に車が全然走っていないことです。対向車が全然来ません。そして信号もないし、チェーン店のレストランとかコンビニも全くありません。あるのは昔ながらの商店で、スーパーでも個人商店のスーパーっぽいのしかありません。レストランも食堂っぽいのしかなくて20時には終わってしまいます。タクシーもハイヤーもないし、交番のおまわりさんも全島で3人しかないそうです。夜は道に電灯もなくて、本当に真っ暗です。
ナイトツアーに参加しました。夜のジャングルの中に入って、希少な生物を観察するツアーですが、本当に真っ暗で、まるでプレデターの世界です。お目当てのヤシガニはたくさんいましたが、ハブやふくろう、よくわからない生物らしきもの、などをたくさん見ることができました。イリオモテヤマネコは夜行性ということで期待していたのですが、見つけることはできませんでした。
次の日は、洞窟探検&カヌーツアーに参加しました。この洞窟ツアーですが、懐中電灯がヘルメットについたものを着用して、3つの洞窟をめぐるんですが、ももまで水に浸かったり、体の1/3しかない穴に入ったり、岩をよじ登ったりと軽いアドベンチャーの枠をはるかに超えていて、まるでインディージョーンズの映画ばりのかなりの迫力でした。参加していた小学生の男の子が怖がって岩から降りられず、励ましたり説得しながらどうやら終わって、かなりクタクタになりました。
洞窟が終わったら、今度や海の浅瀬から川をカヌーで逆流してジャングルの奥地に入ります。こちらも優雅にカヌーを漕いでいればいいわけではなく、何もしないと沖に近づいてしまい、沖にはマングローブの下にとげのある植物が生えていて、そこに突っ込んでしまうと危ないということで、常にガンガン漕いでいなければならず、結構大変です。
奥まで行ったら、カヌーを捨てて、道なき道を歩いて滝に向かいます。途中でイリオモテヤマネコの元の巣を見つけました。この木の幹の間の大きな穴が、イリオモテヤマネコの巣だそうです。横に定点カメラを設置していた金属が残っていて、本当に住んでいたことがわかります。「本当にいるんだ!イリオモテヤマネコ!!」と感動した、シマシマリスでした。
やっとのことでクーラーの滝につきました。汗びっしょりだったので、涼やかな滝に癒されました。横に石の古い階段があり、上の集落でこの滝は神技に使っていた、神聖な神様が宿る滝なんだそうです。
ジャングルの中を歩いていると、このような動物用のトンネルをよく見かけます。これはイリオモテヤマネコが車にひかれないよう作った、動物用のトンネルだそうです。イリオモテヤマネコは全島に100匹ほど生息していて、昨年は5匹、ひかれてしまったそうです。今年はまだ0匹なので、気をつけて運転して下さいね、とガイドさんに言われました。ちなみにイリオモテヤマネコが車にひかれると、ヤフーニュースでランキング1位になるそうですよ。すごい人気なんですね~!
↑これがイリオモテヤマネコのはく製です。大きさは猫よりちょっと大きいですね。顔も可愛いですが、実は島の植物連鎖の頂点に君臨しているそうで、イノシシよりも強いそうです。さすが世界自然遺産に認定されただけあって、環境庁が直接博物館を運営していて、たくさん学者さんなんかも来て、生態系を調べているそうです。
今回の旅は、ネイチャーウォッチが目的でしたが、沖縄料理もしっかりいただきました。こちらは石垣島空港でいただいた島そば、海ブドウの天ぷらもなかなかおいしかったです。お土産もしっかり買って、いざ、飛行機へ!
今回、ラッキーなことにキャンセルが出て飛行機の席をアップグレードして、ビジネスクラスに変更することができました。この椅子がリクライニングになっていて、マッサージチェアみたいに体が水平になって、足を伸ばすことができます。おかげで2時間半、快適な空の旅をすることできました。
今回、残念ながらイリオモテヤマネコ君(ちゃん?)には、お会いすることができませんでしたが、観光地化されていないネイチャーファーストの西表島で冒険三昧できて、大満足のシマシマリスでした。また行きたいなぁ。。
なんくるなるさ~(‘◇’)ゞ
以上、シマシマリスでした。