こんにちは、最近自分の産まれた年がワインの外れ年なことを知って地味にショックを受けたピーターラビットです。

今日はおすすめ書籍をご紹介します。

■西加奈子 白いしるし■

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女32歳、独身。誰かにのめりこんで傷つくことを恐れ、恋を遠ざけていた夏目。間島の絵を一目見た瞬間、心は波立ち、持っていかれてしまう。走り出した恋に夢中の夏目と裏腹に、けして彼女だけのものにならない間島。触れるたび、募る想いに痛みは増して、夏目は笑えなくなった――。恋の終わりを知ることは、人を強くしてくれるのだろうか? ひりつく記憶が身体を貫く、超全身恋愛小説。(amazonより)

なんでしょう、西加奈子さん特有の空気感というか、本を読んでいただけなのに全力疾走で走ったあとのような、まるで自分が本の中の登場人物のように全身全霊で恋愛したかのような不思議な感覚に包まれる本です。

 

■又吉直樹 劇場■

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演劇を通して世界に立ち向かう永田と、その恋人の沙希。夢を抱いてやってきた東京で、ふたりは出会った――。『火花』より先に書き始めていた又吉直樹の作家としての原点にして、書かずにはいられなかった、たったひとつの不器用な恋。夢と現実のはざまでもがきながら、かけがえのない大切な誰かを想う、切なくも胸にせまる恋愛小説。(amazonより)

又吉さんの小説は、こういう人いるよな。と思わせる人物設定と、どこか繊細な描き方で、私個人的にとても好きな小説家さんです。この主人公の永田という人物が、いわゆる「クズ」と言われてしまう感じの人なのですが、でも憎めないんです。自分が弱いのを知っているし、ずるいことも知っている。だからこそ、それを隠そうと必死に生きている感じがどこか愛おしくも感じてしまいます。

 

梅雨が明けて、猛暑が例年より早く始まったので、

涼しいお部屋でぜひ読書してみてください。

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