こんばんは、セカンドです。

季節は間もなく春のピークですね。
皆さんは花粉症に悩まされていませんか? 私は先月からバッチリ対策しているので平気です。
鼻シュッシュのやつ、おすすめです。

さて、今日は私がほそぼそ継続している趣味の読書について書こうと思います。
最近ではTwitterやtiktokなどの流行りもあり、長時間のコンテンツに耐えられない人も多いのだとか。

私はと言えば昨年に電子書籍へ浮気したのが大失敗、全然読めなくなってしまった時期を脱して、
年始から紙へ戻したところようやく小説を読めるようになってきました。

今年読んだ本を紹介します。どれも人からオススメされたもので、ハズレ無しです。

1646912904531

ホリー・ジャクソン『自由研究には向かない殺人』
アメリカの片田舎に住む女子高生ピップが「夏休みの自由研究」を口実に、5年前に町で起きた殺人失踪事件に挑む物語です。
自殺したとされた加害者の少年を生前知るピップは、彼の無実を証明するために「自由研究」を始めます。
これは私が今まさに読み始めて夢中になっている本です!!
何と言ってもピップのピュアな動機、ひたむきな熱意が周囲をグイグイ巻き込んでいく様子が清々しく、胸を打たれます!!
意志あるところに道は開けると言いますが、私もそうありたいと励まされるような一冊です。

1646912904551

逢坂冬馬『同志少女よ、敵を撃て』
第二次世界大戦下にソ連で組織された女性狙撃兵団の少女たちを描いた群像劇です。
昨今の情勢もあって妙なリアリティもありつつ、
やはりこのような話はフィクションの中だけであってほしいものだなと思います。
戦時を生き抜く少女たちの冷たいシスターフッドは一読の価値アリです。

1646916749965

鈴木忠平『嫌われた監督』
中日ドラゴンズ・落合博満元監督の番記者が書くドキュメンタリーです。
徹底した勝利至上主義の落合監督はなぜ嫌われたのか? そして、誰に嫌われたのか…?
文藝春秋社から出ているだけあって、告発本チックなのがいいスパイスです。
重め、暗め、ドロドロ感強めのハードボイルド作品です。

1646916749975

浅倉秋成『六人の嘘つきな大学生』
日本を代表するメガベンチャーの新卒入社試験を題材にしたミステリーです。
最終選考のお題は「内定者の中から最も入社にふさわしい一人を選ぶ」こと。
仲の良かった内定者同士が一転、殺人の告発まで飛び出す事態となり…?
構成とテンポがとても良く、読後感も意外に爽やか。最後まで読み切れる一冊です。

普段はPCやスマホから情報を浴びまくっているもので、
読書をしている間はほとんどそういったものをシャットアウトすることができます。
無心に文字を追い、情景や心情、次の展開を想像してページをめくるのは、スリルがあって楽しいものです。

デジタルデトックスなんて言葉も少し流行ったりしましたが、それも分かる気がします。

根詰めがちな年度末。
皆さんもぜひ、一冊の本を読み通してみてください。

投稿者

関連投稿