こんにちわ。シマシマリスです☆=
皆さん、小確幸(ショウカッコウ)って言葉、知っていますか?
村上春樹さんの「村上春樹堂」というエッセイに出てくる言葉で、
「小さくても確かな幸せ」という意味の言葉です。
今回はすっかり秋めいてきたので【読書の秋です】をお届けします!(^^)!
絶対に読んだほうがいいと思った本がこの「イグジット」です。面白いなんてもんじゃない!あまりに衝撃的過ぎて、言葉を失います。公定歩合と地銀、信金の関係で、公定歩合を上げない施策が、近年の日本の経済にどれだけ大きな影響を与えたか?がわかります。なぜ、デフレから抜けられないのか?地銀信金の経営がどれだけ大変か?もよくわかります。ラストの国債の現実はあまりに衝撃的で、日本がいつ沈んでもおかしくない、ということがよくわかります。読む前と後では、価値観が大きく変わります。いろんな断片的なニュースの謎が一気に解ける内容です。知らないとダメです!国民全員がこの本を読んだほうがいい、というか読まないとダメだと思いました。
百田直樹の「野良犬の値段」も面白いです。マスコミの報道がいかにいい加減か、その犠牲になる人たちがどれだけいるか?名もなき人たちの、マスコミへの復讐物語です。特に面白いのが「24時間テレビ」の暴露で、海外ではこのような寄付番組は出演者やテレビ局、司会者全員がボランティアでノーギャラで参加しますが、日本では、24時間テレビだけであがる収益がたった1日で20億円、MCの出演費が2000万円という破格なギャラで、寄付はなし。ただの一大収益番組でしかないということが暴露されています。さすが百田直樹の内容です。
最近、山本文緒の本をよく読みます。今時のOLの生活を描くのがとても上手で、恋愛にどっぶりと浸るOL話が多く、女の人なら誰でも「あるある」と感じる感情がたくさん出てきます。「自転しながら公転する」は最新本です。阿見のアウトレットモールのアパレルで働くハウスマヌカンが主人公で、すし職人の破天荒な彼氏との恋愛と、仕事のゴタゴタ、家族のゴタゴタの中、儚げに、結構逞しく生きていくお話しです。
山本文緒は「恋愛中毒」も怖いけど面白くてオススメです。
最後に紹介するのは、朝井リョウの「正欲」です。SDGSの世界への挑戦状といったところでしょうか?SDGSの世界では、多様性を認め、相手のことを受け入れる、説教禁止の社会ですが、多様性ってどこまでよ!?という新しい問題意識を世に問うています。主人公の2人は世間の一般では、規定外の性欲の持ち主で、あまりに少人数すぎて誰にも理解してい貰えません。誰にも理解されない悲しみや、わかりあえない疎外感や孤独であふれています。「この小説は、安易な逃亡を許さない」うーん。確かに。大傑作なのは間違いないですね。
おまけです。先日007の最新作の映画「NO TIME TO DIE」を見てきました!
007の映画は可能な限り、映画館に見にいっています。今回も期待を裏切らず、全世界ロケ満載のジェットコースタームービーで、あっという間に終わっていました。ネタバレになってしまうので言えませんが、衝撃の出来事が2つあります。007の良さは、世界中の景色がダイジェストにどんどん見られることです。今回の映画は最後は日本の離島で終わりますよ!是非、見て下さ~い!!
以上、シマシマリスの小確幸【読書の秋です】でした。
では、では~(^・^)