皆さん、小確幸(ショウカッコウ)って言葉、知っていますか?

村上春樹さんの「村上春樹堂」というエッセイに出てくる言葉で、
「小さくても確かな幸せ」という意味の言葉です。

私シマシマリスは「1日1小確幸」というのを信条にして、今日も巣ごもり生活を送っています。最近おススメの作品はこちらです(‘◇’)ゞ

バルス

最近読んだ本の中で、ダントツに面白かったのは、「バルス」という小説です。宅急便の中に農薬とトイレの洗剤を混ぜた小型爆弾が入っていて、日本中で一斉に爆発が起きる、テロの話しです。背景にはスロット(これが多分Amazon)というグローバル企業の配送センターの無情な派遣スタッフへの仕打ちがあり、宅急便代金がどんどん安くなっている運送会社(多分ヤマト)の問題あり、私たち自身の意識の問題などの問題もあって、読んだ後、色々考えさせられます。とにかく面白いです。読めばわかります!是非、読んでください!!

1982

「82年生まれ、キム・ジョン」は読み始めるとなかなか面白く、あるあるこんなこと、と共感できて、読んだ後に忘れられなくなる本です。韓国の本ですが、世界的ヒットになっているのも納得の一冊です。女性差別のお話しなんですが、何がそんなにいいか?というと、別に相手に悪意がなくても、日常的に「はいはい。あるある」的な差別が実は世の中にはたくさんあるんだなぁ、と気づかせてくれるのがいいです。親戚のお通夜で、料理を作り、エプロンをして料理を配る女たち、酔いつぶれる男たち、といった風景が今も普通にありますが、そういうのが一杯出てきます。1982年生まれの私ですら、こんなにあるよ!というのが出てきて、なるほどねーといちいち納得できます。

下流の宴

「下流の宴」は、私の大好きな本で、子供が生まれる友人にはプレゼントするくらい、お気に入りの本です。あまりに傑作なので、最近は幼稚園でも配っているとか。テレビでもドラマ化されました。テーマは2人の母親。中流の都会に住む裕福な家のひきこもりの息子と、沖縄の離島の大家族の娘が恋をして結婚する話なんですが、中流の家の母親と離島の大家族の母親の対比がとてもいいです。私が好きなのは、この離島から出てきた娘、珠美ちゃんのお母さんで、いつもこの人のような母親でいようと心の師であり続けています。この本を読むと「頑張るというのも、実は一つの重要な才能なんだなー」と気づかされます。人を中流たらしめるものは何か?下流たらしめるものは何か?たくさんの気づきを与えてくれる、最高傑作の一冊です!(^^)!

ロイヤル

「ザ・ロイヤルファミリー」は競馬のお話しです。競馬に生涯をかけ、サラブレットを4冠にするために奔走する社長を見守る、秘書の目を通したお話しです。北海道で生まれた子馬がどのようにサラブレットになっていくか?たくさんの人の運命をかけ、最後の一戦を迎えます。大好きな「優駿」を彷彿とさせます!見栄っ張りで、不器用なダメダメ社長の転落の人生がいじましくもあり、家族の姿もなんかリアルで良いです。最後は涙なくしては読めない、感動の一冊です!

 

水曜

最後は書籍じゃありませんが、ネットフリックスで最近動画の配信が始まった「水曜どうでしょう」にすっかりはまってしまったのでご紹介します。
北海道テレビの大泉洋の出世番組です。まだ大学生の大泉洋が出てきて始まるんですが、とにかくローカル局なので予算がありません。ディレクターとカメラと出演者の4人だけでいろんなところに行って、いろんな挑戦をする番組です。いろんなシリーズがありますが、一押しは「サイコロ旅」です。帰れまテンの旅行編で、とにかくサイコロの目の結果で日本中をノンストップで移動しまくります。深夜バス14時間で福岡までいき、次のスゴロクで神戸、次に新幹線で東京、そのあと飛行機で伊豆大島とか、ノリテツ真っ青で公共交通機関で移動しまくります。出演者が日々、やつれていく様がすごいです。
あとは、スタッフの北海道弁「~かい?」「~さー」が意外に新鮮で癖になります。大泉洋のボヤキやモノマネ、マジ切れが、かなり笑えます。長い南北のベトナムをスクーターで横断するってのも笑えてオススメです。

以上、シマシマリスの小確幸「巣ごもり生活編」でした。

では、では~(^・^)

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