株式会社ナビットで毎月整備を行っている企業データ開業情報の数値まとめから、
2020年6月度の企業データについて要注目のトピックスがありましたのでお知らせいたします。

1.2020年6月度の企業データ開業件数は7割減へ

2020年6月度の企業データ開業件数は5,174件でした。
これは、以下の2011年6月からの企業データ開業件数をまとめたグラフを確認してもわかるように、
月あたりの件数では、過去最も少ない件数となります。
月あたりの平均件数(17,646件)と比較すると29.32%、通常月の7割減であることがわかりました。

 

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次に、業種別の件数について見てみます。
★企業開業データ業種別情報★

【2020年6月の開業件数 Best5】
第1位:福祉関連施設・・・・264件
第2位:建設・工事業・・・・224件
第3位:薬局・薬店・・・・137件
第4位:医療機関・・・・128件
第5位:レストラン関連・・・・100件

【2020年5月までのBest5の開業平均件数】
・福祉関連施設・・・・390.77件
・建設・工事業・・・・696.28件
・薬局・薬店・・・・199.41件
・医療機関・・・・255.30件
・レストラン関連・・・・255.95件

【2020年6月の開業件数Best5の平均件数比】
・福祉関連施設・・・・67.56%
・建設・工事業・・・・32.17%
・薬局・薬店・・・・68.70%
・医療機関・・・・50.14%
・レストラン関連・・・・39.07%

業種別の件数では、レストラン関連や建設・工事業が平均比が50%を下回る結果となりました。
このことからコロナ危機の影響で大打撃を受けた、飲食店や屋外でのお仕事のような業種の減り幅が大きいと考えられます。
緊急事態宣言が解除されコロナ危機が少しばかり収束した為、今後は開業件数の減り幅は少なくなっていくと予想されますが、完全に終息するまでは要注目していきます。

2.新型コロナの影響で商業施設が続々開業延期が要因か?

実際に以下の時事ニュースのように、直近で新規開業した東京メトロ日比谷線の「虎ノ門ヒルズ駅」に直結している今年完成した地上36階・地下3階建ての高層ビル、
「虎ノ門ヒルズビジネスタワー」の中にあるオリンピック需要をターゲットとしていた商業施設が影響を受けているようです。

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3.つまり新鮮な情報とは?

企業データ開業件数は減っていますが、それだけ新鮮な情報を扱っているということです。
はやくコロナ危機が終息し、企業データ開業件数が多くなり世の中の活気が以前のように戻ることを私どもも願っております。

今後も鮮度のいいデータをご提供できるよう、随時、更新を行ってまいります。

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