皆さんは、「名寄せ」という言葉を聞いたことはありますか?
「なんとなく聞いたことはあるけど、具体的にはよく分からない」
「”名寄せ”と”データクレンジング”って何か違うの?」
今回は、そんな「名寄せ」についてお話します。
1.「名寄せ」とは?
「名寄せ」とは、複数に分散しているデータベースにおいて、
同一企業、同一人物、同一世帯に対して、同一のIDを付与したりして、
データを統合する作業のことです。
企業が取り扱うデータの中には、
同じ企業・同じ人物が分散や重複していることがあります。
そのままにしておくと、同じ顧客に同じDMを送ってしまったり、
同じ顧客に重複してコールをしてしまいクレームに繋がったりしてしまいます。
そのような事態を防ぐために、
「名寄せ」をして同一企業・同一人物の情報を統合して管理する必要があります。
近年、顧客リストの管理をSFA(営業支援ツール)やCRM(顧客管理システム)などの
クラウド上でおこなう企業が多くなってきました。
これらのツールの特徴としては、
誰でもどこでも簡単に「入力」や「編集」「閲覧」が出来るようになっています。
一方で、誰でも入力・編集が出来てしまうので、
データの「不備」や「重複」といった課題が発生しやすくもなります。
「入力ルール」などを徹底させれば、そういった問題も防ぐことが出来ると思いますが、
膨大なデータを複数の人間が取り扱うとなると、ルールを決めてもなかなか難しいです。
「顧客リスト」の正確性を担保するためには、
定期的にデータのメンテナンスを実施するのが有効で、
そのために「名寄せ」が必要となります。
2.「名寄せ」と「データクレンジング」
よく「名寄せ」とともに「データクレンジング」という言葉を聞きます。
「データクレンジング」とは、データベース内の情報を一貫したルールのもと、
全角・半角、区切り記号や空白などの「表記ゆれ」を統一する作業のことを言います。
この「データクレンジング」をしておかないと、
「名寄せ」の精度が大きく下がってしまいます。
というのも、分散・重複している同一人物・同一企業の情報を統合するのが「名寄せ」なので、
同一の情報なのかどうかをマッチングする段階で「表記ゆれ」があると、
同一人物・同一企業なのかどうかを判断できなくなります。
なので「データクレンジング」をおこなうことで、
「名寄せ」の精度を高めることが出来ます。
3.ナビットのデータクレンジング・名寄せサービス「なよせっち」
ナビットでは、『なよせっち』にて「名寄せ」と「データクレンジング」の作業を承っております。
ナビットID(11桁)で管理された企業データベース(法人電話帳データ)、カテゴリー、チェーン店、学校、飲食店、医療などの各種DBの企業情報と
住所データ(住所チェッカー)などナビットが保有する71種類のDBで辞書化されたマスターデータを基に、
顧客リストをデータクレンジング、名寄せを行います。
■よくある質問
Q.他社のクレンジングサービスとの違いはなんですか?
A.なよせっちのマスターファイルになっている法人電話帳は、G社、Y社、M社、F社他、飲食店予約サービスやホテル予約サービスのポータルサイトに既に採用されているソースデータです。そのため、オープンや撤退データ、社名変更、支社、系列の変更といったデータが新鮮であることが一番のウリです。
また、号までの住所データ3450万件を持っているため、市町村合併のデータも反映できます。企業データと住所データが同時に変換できるのが最強の強みです。
Q.他にはどんなデータを持っているんですか?
A.当社には全部で71種類のDBがございます。学校DBや病院DB、ATM拠点データから、観光DBと各種のDBを保有しています。それらが「ナビットID」によってつながることにより、一括で経年変換を行っています。
Q.見積もりはどのくらいで届きますか?
A.「なよせっち」はお客様のご連絡先に、当社担当者よりメールか電話がいきますので、詳細をお応えいただきます。急ぎの場合は、まず御社のリストの一部で添付してお送り下さい。簡単なものは時間での換算に、時給5000円、複雑なものは、別途ご相談になります。
なよせっち