はじめまして!
Sortie(ソルティ)と申します。
Bon jour!

ところで。
日本以外にカメラを作っている国はどこですか、と聞かれて、
「ロシア(ソ連)」と答えたら、「え?」って思う方も多いかと思います。
実は、ロシアは、カメラ生産国です。しかも、現在も作っている、数少ない国です。

僕は一時期、このロシア製カメラの世界に足を踏み入れたことがあります。
まず、第一に安いのです。しかも、安いのに、びっくりするくらい良く写ります。
コストパフォーマンス性ではピカイチでしょう。

神保町の隣町・三崎町にあって、でも数年前に解体されてしまった日大の通信教育学部のたてもの。昭和初期築の、モダニズム建築でした。撮った機材は「スメナ8M」という、信じられないほどチープなボディなのにすさまじい描写力のレンズが付いているというアンバランスさが魅力のカメラ。なんと新品で6000円くらいで買えました。

スメナ8Mは珍しく?ソ連-ロシアのオリジナルカメラなのですが、実はほとんどの旧ソ連製カメラはドイツや日本のコピー機なのです。下の写真はズバリ、戦前のドイツのライカのパクリカメラ・「ゾルキー(ZORKI/Зорки)」で撮った会社の近所の中華料理屋、咸亨酒店(カンキョウシュテン)。

取り込みでちょっとボケちゃったのだけど、ほんとはもっと鮮やかでシャープな写りなのです。

ちなみに、ライカは当時から各国が競ってコピーをしましたが、
ソ連も例外ではなく、1930年代初頭、FEDという名前で
(なんと、KGBの前身である秘密警察の初代署長のイニシャル!)
製造が開始されました。ゾルキーはFEDの技術を用いて作られたカメラです
(僕が使っていたゾルキーも古いカメラで、1950年代のものでした)。

品質は悪いですが、おれのカメラはライカじゃないぞ!ソ連製!って言う感じで、チョットナナメに構えた感じもまた素敵?何はともあれ、オーバーホールしてあっても安いロシアカメラ、専門店などで買えばあまりお金もかからずにクラシックカメラ道へ入っていけるかもしれません。

とはいえ、あまりオススメもしにくいのですが…(^^;

Sortieでした!A biantot!

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