なぜ? 
それが、ライブドアへの強制捜査の報にふれた時点での私の偽らざる感想だった。こうした行為を、「偽計取引」や「風説の流布」と解釈することには違和感があったし、これくらいのことであんなに大々的な強制捜査などやるのだろうか、と思われた。
これは、ある意味別件逮捕なのではないか?
やはりこの先、さまざまな闇が明るみに出るに違いない。しかも、「粉飾決算の疑い」があるという。監査を担当している会計士としては、最悪の事態を想定するしかない。
私も逮捕されるかもしれない・・・・・・。

いよいよ、堀江社長の裁判がスタートされました!容疑を全面否認しているようですが、私としては忘れてもしない1月の強制捜査の日、あの渦中のライブドア社内で当社のスタッフは打ち合わせ中でした。実は、ライブドアさんは当社にとって、複数の案件が錯綜して動いている「優良顧客」の1社。。なもんですから、それはそれは驚き!→大丈夫なのか??的、一種のパニック状態でした。 \(◎o◎)/!

「大丈夫なの?」と中のスタッフの携帯に連絡したところ、「外の入り口はすごい人ですけど、中は静かですよ~。」と意外にものんびりムードで、対応してくれた先方のスタッフも「うちの社長がまたお騒がせしちゃってすみません」てな感じで、いつもの広報活動の延長くらいの雰囲気でした。

あれからいろいろな報道がされて、今日にいたっているわけですが、具体的にファンドを使った粉飾決算とテレビで見ても、複雑すぎてよく意味がわからないので、この本を買って読んでみて、初めて「ああ、こういうことだったのか~」とよくわかりました。この本の中では、スイスや韓国への資金の流れまでの詳細はわかりませんが、当時のライブドアの社内の様子が手にとるようにわかり、ヨミモノとしても面白いです。

特に興味深いのは、宮内取締役の記述で、ルイヴィトン好きで「この腕時計250万円」と、まるで成金親父みたいなノリなところとか、監査法人との癒着のサマとか。。これを読むと、堀江被告の「無罪」はちょっと難しいのと、部下のドロをかぶるどころが自分だけ知らなかったというのは、ちょっと男らしくないんじゃない!って思わなくもありません。本当のところはどうなんでしょうか?

私的な感想としては、当時私がお会いしたライブドアのスタッフの皆さんは、正直すごく優秀でいい人が多かったので、今どこで何をしているのだろう?と思うことです。本当に若い人が多くて、何時に電話しても元気よく会社で仕事をしていて、こんなに若い人たちがこんなにやる気を出している会社ってすごいな~!と素直に感心していました。皆、ホリエモンに憧れていたんですよね。

そういう意味では、本当に残念です。これからどうなるんでしょうか?引き続き、裁判の結果を見守りたいと思います。
以上、サイヤ人のレポートでした。 (^O_O^)

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