ラーメン好きのSortieです。

でも、並ぶのが好きではないので、ついつい混雑している
ラーメン屋さんを敬遠しがち。
神保町に古くからある「さぶちゃん」も、
昼間はサラリーマンが長蛇の列を
作っていて、なかなか近づけませんでした。
でも、先日、お昼の時間がだいぶたってから行ったら、
偶然一人分席があいていたので思い切って入ってみました。

カウンター7脚の小さな店ですが、正直なところ、
きれいな店内ではありません。
店主は調理師ながらタバコをスパスパ。
目の前のテーブルがすでに調理台(笑)で、
どんぶりをならべてこぼれるのも構わずスープを注ぐ
ダイナミックさ。
一見頑固そうな、見るからに昔のラーメン屋さんという
雰囲気の「さぶちゃん」は、でも実はとても物腰優しくて
味わいあるご主人です。

ラーメンは、しょうゆ味。透明なスープに懐かしい雰囲気の麺。
味は、正直、僕は好きです。美味しかったです。
とにかく懐かしい味なのです。
昨今の「うまい」ラーメン屋とはちょっと違う、昔の味。
この懐かしい味のポイントは、化学調味料。
これをどう捉えるかは各個人の意見だと思いますが、
さぶちゃんのお店と味は、これでいいのだ、と思わせる雰囲気。

ちなみに日本で初めて「半ちゃんラーメン」を出した店だそうですが、
このチャーハンは予め作っておいた、これまたちょっと大ざっぱな味付けの
ご飯をフライパンで温め直すだけ…これも好き嫌いがある味かもしれないです。
なお、値段ですがラーメンが500円なのに、
半ちゃんは600円で、しかもラーメンのサイズは同じです。

誰にでもお勧め出来る店ではないかもしれませんが、
ご主人の人柄、懐かしさいっぱいの味、タイムスリップが出来る店構えなど、
妙?にまた行きたいと思わせる魅力があるお店です。
行列が出来るお店、というのには色々な理由があるんだなあ、と
新しい発見?をしたような気がします。

場所は、こちら。

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