9・11同時多発テロ。ペンシルベニア州に墜落したユナイテッド航空93便の内部で、何が起こったのか？　乗客たちがテロリストとの死闘を繰り広げたその内容が全米公開前から話題となり、被害者遺族や批評家の高い評価を得た衝撃作。

ストーリーは、2001年9月11日の朝、アメリカの複数の旅客機がハイジャックされる緊急事態が勃発した。ニューアーク発の93便の乗客たちもテロリストに機内を制圧され、極限の恐怖を味わうはめに…。

年末年始のお休み、いかがお過ごしですか？
久々登場のサイヤ人です。私、サイヤ人は今年は専ら「寝正月」の予定です。
そろそろテレビも飽きたので、ビデオを借りてきて見ています。

その中で一番のお奨めなのが、この「ユナイテッド９３」です。
９・１１の同時多発テロでのっとられた飛行機４機の中で、１機だけ目的地のホワイトハウスに辿り着かず、途中で墜落した機があったそうです。それがこの、ユナイテッド社９３便です。

とにかく、すごい臨場感がある作品です。というのは、殆どが知っている俳優が出てこないため、なんか映画っぽい、「つくりもの」さ加減がぜんぜんありません！また、ストーリーも飄々としていて、淡々と進んでいくところも、再現フィルムを思わせます。最後のシーンに至っては、見ていて本当に切なくなる場面がたくさん出てきます。

機内の電話で家族に最後のお別れを言う人たち、テレビのニュースで現状を知って、テロリストを阻止しようとする乗客たち、飛行機への攻撃を指示する軍の人たち、管制司令室でのやりとり、など、見所が一杯です。もし、自分がその場に居合わせたら、一体何ができるだろう？なんて考えさせられもします。

それにしても、ニューヨークの上空だけで3000もの飛行機が飛んでいるんですね。
本当に、過密ダイヤというか、その中でどれが乗っ取られたか？見極めるだけでも、確かに大変ですよね。軽い作品ではありませんが、テロの悲惨さを訴える上では、後年に残る傑作だと思います。

是非、ご覧ください☆