劇団ひとりの「陰日向に咲く」が面白いらしい・・と、先日読んだ雑誌の書評にあったので、読んでみました。そしたら、確かに結構面白い!ので、紹介しますね。

芸能人の小説とかってはっきり言って、フアンじゃないと全然面白くなくて、当たりがないのが常ですが、この本はそんじょそこらの芸能人本とは全然違います!
恐らく、小説家としても一本立ちできるんじゃない?この人、と思わせるものがあります。

何が面白いか?っていうと、まずはそのストーリーテーラーとしてのストーリーの展開の奇抜さと、登場人物の心理描写がすっごくいいです (^人^)
本当に全然、先が読めません!でも、奇想天外だけじゃない、登場人物たちの味わいが醸し出す人生模様が、何ともいえない笑いと、温かさを醸し出しています。はからずも途中で涙してしまった、サイヤ人でした。

ホームレスに憧れるサラリーマンやアイドルのおっかけ、頭の足りないOL、サラ金地獄の男、売れない芸人のストーリーが全部、一つのディティールでつながっていて、最後に謎解きみたいになっています!こういうのを、連作小説っていうんだそうです。
かなり練りこまないと、こうはいかないでしょう。それに簡単なので1時間もあれば読めちゃいますので、あっという間感もお奨めです!

う~ん。。劇団ひとり、侮れない!是非、次回作も読んでみたいと思いました。

とにかく、理屈抜きで面白いので、★5つつけてみました。

以上、サイヤ人のレポートでした♪


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