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自分は最近、何気に蕎麦に凝りだしていることもあって、
今日取り上げるのは蕎麦のお店です。
神保町界隈には蕎麦のお店も数多くありますが、
今回ご紹介するのはその中でも本格志向で名を馳せている「松翁」です。

このお店、本格志向で知られるだけあって、
手打ち蕎麦であることはもちろんのこと、
そば粉も毎日石臼で挽きたてのものを使用し、
昆布は尾札部産真昆布、かつお節は使う直前に削るというほどの
こだわりの店なのです。
聞くところによると、美食家として知られた小説家の池波正太郎が
晩年によく足を運んでいた店だそうで、それだけでも十分
おいしい蕎麦が食べられる通好みの店であることが伺えます。

お店の場所は神保町の駅から徒歩で10分弱くらいのところにあり、
集英社猿楽町ビルから程近いところの路地裏に
ひっそりと店を構えているので、あらかじめ地図を見て
場所を確認してから行かないと、ちょっと見つけるのが大変かも知れません。


蕎麦の値段は最も安いざるそばで900円、最も高い天ぷらそばでは2300円前後と、
お蕎麦にしてはやや高めです。
こういう店は普通の蕎麦を注文してもおいしいに決まっているので、
今回はちょっと趣向を変えて冷やしなめこそばを注文してみました。
そばつゆを濃口、淡口のどちらかから選べるのが普通の蕎麦屋と一味違うところです。

待たされること数分、出てきた冷やしなめこそばは、
まるで冷やし中華?のような趣です。


どうやって食べていいのか迷いつつ、結局、そばつゆを
蕎麦の盛り付けられているガラス鉢に全部注ぎ込み、
冷やし中華のようにして食べました。

肝心の味ですが、この値段ならおいしくて当然ですね。
麺は非常にコシがあり、食感は悪くありません。
値段を考えると絶対お勧めのお店というわけではありませんが、
おいしい蕎麦を食べたい時に安心して行ける店であると思います。

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