こんにちは、ツユムシ堂です。高野山に行ってきました。

高野山は和歌山県にあります。大阪なんばから南海電鉄高野線という電車に乗ると行くことができます。ということで、まず南海なんば駅から急行橋本行きという電車に乗りました。早朝だったためか電車は空いていて快適でした。
途中、河内長野あたりから外の景色が山になってきてトンネルをいくつも抜けました。

橋本で、2両編成の電車に乗り換えるとさらに山の中に入っていき、箱根の登山電車に乗っているような感じでした。くねくねと曲がる線路を走りながら、小さな駅をいくつか通り過ぎると終点の極楽橋駅に着きました。

ここからはもっと急な山道になるためケーブルカーに乗り換えます。ケーブルカーは急な坂を登るための乗り物ですが、車内がかなり急な階段状になっていて、これから登る道がかなりの急勾配なんだということを実感しました。

5分ほど乗ると終点の高野山駅に到着。車内放送によれば標高870mに位置するそうです。なかなかレトロ風な駅舎が印象的でした。ここからはバスに乗り換え、高野山の町へ。最初のバス停、女人堂で降りて歩くことにしました。

道のまわりには杉の大木がいくつも生えており、たくさんのお寺が並んでいて、高野山へ来たんだなという気持ちになりました。しばらく町中を歩いたあと、一の橋から参道を通って奥の院を目指しました。参道は杉の古木が生い茂り、たくさんの古いお墓が並ぶ中を進んでいきます。
ときどき歴史の教科書で見た名前のお墓などもあったりしながら、それらの苔むして独特の雰囲気がなんとも心を穏やかな気持ちにしてくれたように思います。

さて、高野山をひととおり見たので、大阪のほうへ戻ることにしました。
ところで、今回は「宇治・洛南1dayチケット」という一日乗車券を使いました。このチケット、1850円で南海電車以外に、大阪市営地下鉄、京阪電車にも乗れるというものです(本来は南海沿線の人が京都へ行く人のために企画された乗車券と考えられるのですが、私としては南海の一日乗車券で最も安いものを買ったらこれになった、ということでした)。

せっかくなので、なんばまで戻り、地下鉄御堂筋線で淀屋橋まで行き、ここから京阪電車に乗り換えました。
京阪の特急電車は昔からテレビが観られるということで知っていたのですが、初めて乗りました。せっかくなのでテレビのついた車両に乗りましたが、今では衛星放送を映していて映像がきれいでした。
テレビとは不思議なもので、観ているうちに気がつくとすでに京都の街に入っていました。三条で降り駅の外に出てみるとすでに外は夕焼けでした。
しばらく京都の街を散策したあと、ホテルのある堺まで戻りました。

これだけの長旅ができ、思い立ったところで気軽に途中下車できる一日乗車券はなかなかの優れものだと思います。たくさんの鉄道・バス会社から発売されていますので、皆さんもお使いになられてはいかがでしょうか。

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