こんにちは、ツユムシ堂です。
早いもので、今年の桜もそろそろ散り始めてしまいましたね。

2週間ほど前になりますが、友人3人と都内の桜の名所を見てまわりした。
今年は桜の開花が早かったので、この時点でもかなり咲いているだろうと期待していたのですが、開花後の寒波の影響で、まだまだこれからという感じでした。

さて、朝10時に新宿に集合したあと、まずは西口のバス停へ。
何となく桜の名所を何ヶ所かピックアップした程度で、どうまわるかはその場で考えるアバウトなプランでしたが、ちょうど早稲田行きのバスが来るところだったので、早稲田から都電を乗り継いで、飛鳥山公園を目指すことにしました。
バスに乗る際、一日乗車券を買いましたが、運転手さんに聞くと都バス用の500円の一日券では都電に乗れないということで、700円の都電や地下鉄にも乗れる一日券を購入しました。

休日ということで、早稲田までのバスはスイスイ走りました。
そして、都電に乗りかえてしばらく走ったところで、巣鴨のとげ抜き地蔵に行きたいという提案があったので、いったん大塚駅で途中下車しました。一日券だと、こういうとっさの思いつきでも余計な出費がないので気が楽ですね。

とげ抜き地蔵をあとにして、再び都電で飛鳥山公園へ。
桜は、木によっては3割ぐらい咲いたものもありましたが、全体的にはほとんど咲いていない感じでした。
それでも、御座を敷いて花見を楽しんでいる人や、東京音頭などを踊っている人たちもいて、なかなか賑わっていました。

公園内には、北区飛鳥山博物館があって、ちょうど「アスカヤマ・遊山弁当箱プロジェクト」という企画展示をやっていましたが、江戸時代などの立派な弁当箱や、当時の花見の様子を描いた浮世絵などが展示されており、なかなか楽しめました。
特に、浮世絵には桜とともに松が描かれていたのが、現代の景色と少し異なっていて印象的でした。

飛鳥山公園を後にして再び都電に乗り、三ノ輪橋まで行きました。
私以外の3人は、都電に乗るのが初めてだったそうで、満足した様子でした。

三ノ輪橋からはバスに乗って浅草へ。
次に目指したのは、隅田川沿いの隅田公園でした。
桜が満開であれば、川の両岸がピンクに染まるのですが、ここもまだまだ3割程度の開花でした。
とはいえ、川にも沢山の船がでて、花見を楽しんでいるようでした。

浅草からは、「東京夢の下町」バスが銀色の車体で変わっているので、これに乗って東京駅まで行こうと考えたのですが、運悪く目の前を通り過ぎていってしまいました。
気を取り直して、地下鉄浅草線で芝公園のほうへ移動することにしました。地下鉄も乗れる一日券にしていたのでラッキーでした。

芝公園近くの大門駅で浅草線を下車して歩き出すと、目の前に増上寺が見えました。境内に入ってみると桜の木も何本かありましたが、今日いちばんの開花状況でした。そして飛鳥山の博物館で見た浮世絵のように、桜と松がいっしょに生えていました。浮世絵はこんな景色を絵にしたものなのでしょう。

だんだん日が傾いてきたので、東京駅まで地下鉄で移動し、喫茶店でお茶しました。
けっこう歩いたようで、皆さんちょっとお疲れモードでしたが、甘いものを食べて元気が戻ってきたようでした。
そして、だんだん暗くなってきたので、ここで解散としました。

こうやって一日、バスや地下鉄を乗り継いで都内をまわってみると、まだまだ行ったことのないところも多く、いろいろ楽しめるなと思いました。


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