こんにちは、まっしゅぽてとです。
今回は動物病院の件数の推移を見てみましょう!
こちらは動物病院の数を表しているグラフですが、年々増加しています。
言われてみると、動物病院を目にすることは多くなったような気がします。
なぜ、動物病院は増え続けているのでしょうか。
要因の一つは、近年の「ペットブーム」です。
グラフを見ると、ペットショップの件数も増加しています。
最近は一人暮らしの人がペットを飼うことも珍しくありませんし、動物の飼い方もインターネットやSNSですぐに調べられるため、ペットを飼うことへの敷居が低くなっているのかもしれませんね。
ブームによりペットの数が増えた分、動物病院の数も増加しているのですね。
そしてもう一つの要因は、ペットの平均寿命が延びたことです。
こちらのグラフは、犬・猫の平均寿命推移を表したグラフです。
犬も猫も共に毎年延びています。
ペットに対する医療技術も発展を遂げてきました。
今や、ペットも内視鏡検査やMRI検査を受けて病気を発見する時代です。
病気の早期発見が容易になったことや、効果的な治療薬の開発によりペットは長生きできるようになりました。
フィラリア症は、蚊を媒介とする寄生虫が、犬の心臓や肺動脈に入り込み
咳や内臓障害を引き起こして、死に至らせる病気ですが、1993年に発売されたの予防治療薬の効果が非常に高く、フィラリア症で犬が命を落とすことはほぼなくなったようです。
この予防治療薬のもとになる「エバーメクチン」を発見したのは先日ノーベル医学生理学賞を受賞した、大村智北里大特別栄誉教授です。なんと日本人でした!
病気の治療ができるようになった分ペットは高齢化し、また病気も患いやすくなります。
病院にかかる頻度は増えますよね。よって、動物病院の数も増加するのです。
ペットが家族の一員として扱われる今、動物病院の需要は高まっています。