こんにちは、F-16です。
先月の事、11/14(土)は埼玉県民の日という事で、埼玉県内のいろんな公共施設ではイベントが行なわれていました。
その中で、普段は休日に一般公開を行なっていない『首都圏外郭放水路』の地下施設が予約なしで見学できるらしい!とのことで行ってみることにしました。。。のですが、、、なんと、、、
満員御礼。
お昼までに着けば、どうにか3時間待ちぐらいの大行列して見学できたらしいのですが、残念、時遅しでした。
この『首都圏外郭放水路』は、埼玉県東部にある総延長6.3kmの巨大な水路トンネルで、概ね国道16号線の下に建設されています。中川や綾瀬川といった中小河川の洪水を防止するために、氾濫時に一旦巨大な地下トンネル内部に河川から水を取り込んで貯え、江戸川に排水するという機能を持った防災施設です。
その規模たるや、総貯水量約67万立方メートル、換算するとサンシャイン60ビルまるまる一棟分、東京ドーム球場で0.54杯分もの貯水量があり、江戸川へ放水するポンプ場の下には、その構造から『地下神殿』とも例えられる【調圧水槽】という設備があります。時折、ドラマや映画のロケが行われることもあるようで、地上にある展示施設「龍Q館」には訪れた芸能人のサインが飾られていました。確かに、仮面ライダーとかに出てきそうな感じです。
残念ながら自分の肉眼で見ることはできませんでしたが、龍Q館の1階では超圧水槽に見学客が入っている様子が生中継されていました。
隣のモニタでは外郭放水路の説明ビデオが流れていたのですが、それにしても人多すぎ。来ている自分が言うのも何ですが、どれだけ大人気なんでしょう。
悔しいですが、地下神殿を見れなかった代わりに、ポンプ設備だけは実物見学ができたので、そこだけは見てきました。
・・・でかい。
こちらも巨大なガスタービンエンジンを動力として、毎秒200立法メートルの排水が行なえるとのこと。これは小学校の25mプール2杯分の水量をわずか1秒間で排水してしまうというパワーです。ちょうど設備のうち1セットがメンテナンス中でメーカーさんが施工中だったらしいのですが、わざわざ一般見学者向けに立て看板を作って解説してくれていたのが驚きです。
なお、地下神殿の内部は、平日に完全予約制で無料見学できるほか、Googleストリートビューワでも見ることができるそうです。
…って、画面で見てもスケール感がイマイチ判りませんね、真後ろに振り返ってもらうと少し遠くに階段が見えるのですが、その小ささから巨大な柱の長さを想像してみてください。…やっぱり実物見学してみたかったなぁ、と後悔しきりです。来年は早起きして朝一番で行かないとダメでしょうね。
それではまた!