データ・リストの販売、調査代行ならナビット > 不動産登記情報・地番変換コンビニ・会社で受取りサービス > 8/28(金) 地番とは?
こんにちは、あるくです。
今回は地番変換サービスの主役ともいえる「地番」について、
紹介していきたいと思います。
【地番と住居表示の違い】
地番は主に不動産登記において使われる土地の番号であり、
住居表示(「○丁目○番○号」の土地表記)とは違います。
区分された土地は「筆」という単位で数えられ、
登記上で1個の土地は「一筆」(いっぴつ)となります。
その「一筆」の土地を特定するため、それぞれに付けられた番号が地番です。
それぞれの地番は、地番区域(市、区、町、村、字又はこれに準ずる地域)
ごとに、1番から付けられました。
例えば大きい村では、地番区域の単位が大字になるものがあり、
「○○町大字○○字○○」などと記されていきます。
このように大字が地番区域になる場合は、「○○町大字○○字○○1~50番」
のように表記し、大字のなかで地番が重複しないように番号が振られているのです。
【地番の由来】
地番の由来は近現代にさかのぼります。
時の明治政府は地租改正を行う際、
公図を作るうえで一筆ごとの土地を定めるため、
「1番」「2番」と地番を設定していきました。
当初は住所を示すために活用されていましたが、
一筆の土地を分割する「分筆」によって、
「1番1」「1番2」・・・「1番100」といったように
細分化されていくのです。
番の後ろに付く数字は「枝番」といい、
1番の土地から分筆したことを表しています。
そのほか「合筆」と呼ばれる土地の統合により、
数筆の土地を一筆にまとめることもありました。
これにより土地は分離・合併を繰り返し、
当初規則正しく並んでいた地番は、順番がばらばらになり、
飛び地のような番号の場所も出てくるようになりました。
住所としてそのまま利用されている場所もある一方で、
住所をわかりやすくするために住居表示が導入された地域もあります。
日本全国で少しづつ住居表示の実施は行われていますが、
まだまだ地番と住所が同じ地域が多いのが現状です。
【地番と不動産登記】
土地や建物の登記情報を取得する際には、
その土地の地番を把握している必要があります。
調査の際には、各地の法務局に問い合わせたり、
ブルーマップといわれる地番と住居表示を重ね合わせた地図を
閲覧することで調べることが可能です。
本人が所有者の場合には、「登記識別情報通知書」などで確認することもできます。
ただ中には地番と住所が似ている紛らわしい地域もあるので、
調査の際には注意しなければなりません。
また法務局によっては、行かなければ地番を教えてくれなかったり、
ブルーマップが非常に高額のため購入するのが負担だったりします。
さらにブルーマップも全国網羅しているわけではなく、
カバーしているエリアが人口集中エリアに限定されているため、
調べるには色々な課題があるのです。
そういった課題を解決するため、
「不動産登記情報 コンビニで受け取りサービス」を開始いたしました。
住所から地番変換を行ったうえで、
不動産登記情報を取得できる一挙両得なサービスになっておりますので、
ぜひご利用くださいませ。
※次回は「不動産登記の見方と公図について」レポートします。お楽しみに♪